So-net無料ブログ作成
-| 2017年03月 |2017年04月 ブログトップ

真鍮とは [一般的な種類と性質]

■ 真鍮とは

非鉄金属の中では、わりとよく取り扱われるのが真鍮です。
非情に身近な金属で、どれくらい身近かというと、五円硬貨の素材が真鍮です。シンクにある水道の蛇口のついてる根っこの部分もそうです。水を出したり止めたりする中継箇所で、長年使っても壊れない丈夫さ、水周りなので錆びにも強くなければいけません。なので、この部品の製品はほぼ100%砲金製です。

「銀色に光ってるけど?」

真鍮の色は黄色なのですが、流しの水道部分はぴかぴかな銀色をしてます。あれは、銀メッキが施された結果です。気になるなら鑢ででも削ってみてください。表面のすぐ下から銀とは異なる金属が顔をだすはずです。

同じく、水洗便所の給水管や便器給水の接続部分(スパッド)にも使われます。メッキ塗装されてるので銀色に反射してますが、本来のカラーは黄色です。仏具や多くの金管楽器などに多用されています。後述しますが、金管楽器のことをブラスバンドといいますよね。あの「ブラス」というのは、真鍮の英名が由来になってます。「だからなんだ」と言われても困りますが、トリビアとして覚えておいてください。

ところで、上記ほど身近ではないですが、紙幣の印刷機などの精密機械、理化学器械類や鉄道模型等の素材、弾薬の薬莢や金属模型なども真鍮が使われてます。とにかく、あらゆるところに広く使用されている金属ということです。


■ 真鍮の特性は?

真鍮は、黄銅(おうどう)とも呼ばれる黄色の金属で、英語名はブラス(brass)といいます。銅と亜鉛の合金であって分量によって色は変わるのですが、「黄銅」というのは、特に亜鉛が20%以上のものを言うようです。

適度な強度と展延性を持つ。つまり固いくせに延ばしやすい、扱いやすい合金として、約350年ほど前から広く利用されるようになった歴史のある金属です。青銅(砲金)のようがより古い金属ですが、純粋な真鍮を取り出す技術が未熟だったせいです。

面白いことに真鍮は、歴史のあちこちで登場する鉱物「オリハルコン」の正体の1つと見られているとか。現代のファンタジーに登場するオリハルコンは、鉄でも何でも易々と切り裂くようなとんでもなく硬質な正体不明の金属。正体が5円玉だと知ったら、世界のRPGファンはさぞかし嘆くことでしょう。


最も一般的な黄銅(真鍮)は、銅65%、亜鉛35%のものですが、銅と亜鉛の割合によって物性が変化します。JISにおいて「銅合金」として扱われていて、材料記号は頭文字Cで始まる4桁記号で表されます。

 C2600 七三黄銅(銅が約70%、亜鉛が約30%) 
  イエローブラスとも言います
 C2801 六四黄銅(銅が約60%、亜鉛が約40%)
   黄金色に近い黄色を示します
 C3604 快削黄銅(混合割合に幅があります)
  銅が57.0-61.0%、鉛が1.8-3.7%、鉄が0.50%以下、鉄+錫が1.0%以下、亜鉛は残部 
  鉛を添加して被削性を高めている黄銅です
 C3771 鍛造用黄銅(混合割合に幅があります)
  銅が57.0-61.0%、鉛が1.0-2.5%、鉄+錫が1.0%以下、亜鉛は残部
 C4600台 ネーバル(naval)
  耐海水性を高めるために錫(すず)を添加しでます。海軍黄銅とも言います 
 CAC201 黄銅鋳物1種


 黄銅の色ですが、一般的には、亜鉛の割合が多くなるほどに色が薄くなり、少なくなるほど赤みを帯びます。亜鉛の割合が増すごとに硬度を増していきますが、その分脆くもなっていきます。実際のとろは、45%以上では実用に耐えません。

どの黄銅も、展延性に優れていることから、冷間加工で使用されることが多くなってます。適度な硬さ。過度ではない展延性が加工の魅力です。旋盤やフライス盤などによる切削加工が容易であり、しかも価格もほどほど。

リサイクルの現場では水道部品としての回収が多いのですが、微細な切削加工に向いてることから、宝飾品としてもよく使われます。

タグ:真鍮 黄銅
nice!(0) 
共通テーマ:地域

砲金とは、なんぞや? [一般的な種類と性質]

■ 砲金とは、なんぞや?


非鉄金属とは、鉄のあらざる金属のことです。

種類はまさに多岐に渡るのですが、よく知られているのは、アルミニウムやステンレスではないでしょうか?
恥ずかしい話しですが、私の知識はその程度でした。

でも実際「鉄以外」と言うからには、鉄・鉄鋼以外のすべてです。世の中で使用っされている総量や埋蔵量ではなく、「種類」なのですから、世の中の99以上の金属が該当することがわかります。ニッケルとか、亜鉛も、鉄ではないので非鉄金属。金や銀も非鉄金属です。

前書きはこれくらいにして、このページでは「砲金」について説明しましょう。
個人的にな間違いを最初に言っておきますが、私は「砲金」という文字から、金、つまりゴールドを包んで加工する仕事だと思ってました。近状に「○○砲金」という小さな加工会社があったので、勝手にそのような推測をしていたのです。

実際、砲金というのは、金属の種類のひとつにあたります。
銅と錫(すず)、または銅と錫と亜鉛との合金で、さびにくい性質をもってます。やや赤みのある金属ですが、胴と比べれば黄色に近い色合いをしてます。

鋳造・加工が容易なため、機械器具・日用品・工芸品などに広く用いられ、現代では優れた耐食性や強度などを持つことから、バルブや歯車などの機械部品などに鋳造品として多用されています。

もうひとつ。

胴の合金なのに、なぜ「砲金」と呼ばれるのか?
これは英語のGUNMETAL(ガンメタル)を和訳した影響と言われてます。古くから砲金は大砲をつくる材料として使われた歴史があります。ガンをつくる金属だから、ガンメタルなのです。

さらに面白いことに、砲金は青銅とも呼ばれてます。「ガンメタル」と呼ばれたころは、錫(Sn)の量は10%前後で、青みがかった色合いだったそうです。ドラクエなどのRPGに登場する「青銅武器」は初期のころに入手されることから、弱い武器と思われがりです。でも実際は大砲が作れるほど頑丈であって、青銅合金・青銅鋳物の差こそあれ、ある程度加工ができるくらいは融通の効く金属だったということです。

青銅合金とは少々異なる成分、材質を持つことになりますが、青銅としては、鋳造性のよさや耐圧性、耐食性が良好な材料です。表面の鋳肌も美しいという特徴を持ちます。


nice!(0) 
共通テーマ:地域

リサイクルの流れ [廃品の処分]


■ リサイクルの流れ

一般的なリサイクルは、どのように行われているのでしょうか?
たとえば、冷蔵庫や洗濯機どの家電の場合です。

購入した食器洗い機が、古くなったり、壊れて買い換えるケースを想定しましょう。このような通常の小型家電、たとえば扇風機や電子レンジ、パソコンなどは、ゴミの日に出したり巡回している廃品回収業者に渡してしまって問題ありません。

回収業者は、受け取った家電を分別会社へ持ち込みます。そこには同様な製品が集められて、分解・破砕・選別にかけられます。こうして、同じ性質をもった材料・部材ごとに分別されていきます。

分別された材料は、金属を精錬する業者に渡され工場に持ち込まれます。工場では金属を高温で溶かし、目的の材料のみを抽出します。不要な部材がついてると、精錬前に余計な手間がかかったり、金属によっては溶けずに残ってしまうことがあります。たとえば、アルミのつもりで精錬してるのに、より高温でしか溶けない鉄が混じってしまうと、炉にゴミとして残ってしまうのです。ときに故障の原因になって、分別会社に高額の請求が求められることもあります。買取時に慎重になるのは、こうしたリスクを避けるためです。

工場で取り出された金属資源は、製造メーカーなどが買い取ります。
そうして再び別の製品となって、お客様の手元に届くのです。




■ ゴミで出せない家電

特定の家電は「家電リサイクル法」によって厳密な処理法が定められています。

・家電4品目

 エアコン
 テレビ
 洗濯機・衣類乾燥機
 冷蔵庫・冷凍庫

これらは、「家電リサイクル法」によって処分の方法が定められています。販売店等でリサイクル料金を支払い、処分を依頼することになります。

知ってのとおり、リサイクル料金は、家電購入の歳に自動的に支払うことになってます。リサイクル券を渡されるはずなので、大切になくさないように保管してください。


nice!(0) 
共通テーマ:地域

非鉄金属の取扱相場 [非鉄金属]

■ 非鉄金属の取扱相場

「非鉄金属」と区分けしてますが、必ず売れるものだけを買い取るのが、スクラップ商売となります。
たいていの場合、その会社には取引先があり、売る先が買取拒否するものを引き取ったところで、持て余します。
袋ごと大量に購入した中には売れない鉄類が混じっていることも多々あるようで、敷地の隅に邪魔になっているか、鉄を集めてるてる別会社に無料で引き取ってもらうことになります。最悪、お金を払ってゴミ処分します。

つまり、なんでもかんでも引き取っているように見えても、そこには、業者間の住み分けがなされており、買い取る品は限定されているということです。

一般的には、以下のような金属・物品を買い取ります。

 銅・雑電線 ステンレス アルミ 鉛・亜鉛 錫 ニッケル
 バッテリー モーター関連 コイン・メダル ラジエーター
 給湯器・鉄・雑品等
 パソコン関連 基板 触媒
 超硬(タングステン) 銀
 その他金属


もちろん、会社によって売り捌けない物品があるので、持ち込む際には、電話で確かめるといいでしょう。廃パソコンなどは、リサイクル料金の高い物とされてますが、中古PC販売店で高く取ってくれることもあります。基盤やCPUを集めてバラバラに持っていけば、意外な価格手買ってくれる業者もあります。

給湯器などは解体して持ち込めばお金になりますが、家庭用ガス給湯器などは製品によっては鉄とステンレスが混じっており、解体に手間がかかります。それこそ業者に左右され、買取どころか、無料引取り、最悪、処分費用を請求される可能性もあります。


ちなみに、被服を剥いたきれいな銅線の場合、20173月20減算 670円/キロ で引き取ると業者がいます。高いとも安いとも言えないところです。


■ 24時間 胴相場
<img src="http://www.kitconet.com/charts/metals/base/t24_cp450x275.gif" title="24時間 胴相場" alt="画像" />


nice!(0) 
共通テーマ:地域

スクラップとは? [スクラップ]

■ スクラップとは?

非鉄金属の話をしていくのですが、アルミ缶やタイヤホイル、鉄くずなどを集めて販売する仕事のことを、一般に「スクラップ屋」または「ジャンク屋」などと呼んでます。
そこで、まず、スクラップという言葉の定義を明確にしておきたいと思います。

スクラップという言葉は、一般に、二つの意味をもっていると思います。


1 新聞や雑誌の記事などを切り抜く行為のこと
  または、その切り抜いたもの(切り抜き)のこと

ちなみに「スクラップブック」といえば、切り抜きをはりつけておく帳面や切り抜き帳のことです。

2 金属の切りくずのこと、くず鉄のこと
  また自動車などのような大きな金属製品の廃物のこと。

  ちなみに、スクラップアンドビルド(scrap and build)とは、古くなった設備を廃棄して、高能率の新鋭設備に置き換えることをいいます。進歩的ですね。


元々、「廃棄物」という意味合いのあるスクラップですが、この使い方はさらに拡大されて「ダメになった」「壊れた」という含みを持たせた言葉も定着していったようです。いっぽう、「切り抜き」方面では、集めた記事などをノートに貼っていくことから、「収集」という意味があるのが特筆できそうです。

リサイクル業界におけるスクラップは、廃品を集めて、似ているもの同士ごとに分類して販売してます。単にごちゃバラに捨てれば「ゴミ」ですが、分類と集約という付加価値をつけることで、しっかりした製品として販売できるというわけです。



■ 解体とリサイクル


リサイクル業界では、買い入れて販売しているスクラップ。いわば「商品」扱いとなってますが他の業種ではそうはなりません。たいていの場合は不用品。製造業ならば、材料を切りとって、中途半端なサイズに余った部材は、ただのゴミ。捨てるしかありません。

建築などの場合でも同様で、金属製品の廃棄物や、金属製品を作る過程で出る廃金属がスクラップです。解体工事で出るスクラップは、専門の業者が買い取りを行ってます。解体費用から買い取り分の金額が差し引かれるというのが、基本的なやり取りです。

この場合に発生する見積書は、以下のように様々なケースの記載がおこります。

 「廃棄物処分費」  買い取り分を差し引いた金額
 「お値引き」    スクラップ買い取り費用を含むケース
 「有価物買い取り」 買取金額が明記したパターン


解体工事においては、その建造物を構成していた、鉄・銅・アルミ・ステンレスなど様々な種類のスクラップが廃棄物として排出されます。解体側としては費用に絡むことなので、買取価格が気になりますね。


価格については、相場制になっていて、素材ごとにそれぞれ、その時の価格によって大きく変わります。参考になるのは世界の相場。金や銀とおなじように、鉄や、アルミや、ステンレスも市場価格が変動し、それに従う形で売買が行われます。

解体業者の中には、スクラップの収集運搬業者として開業した後で、事業を広げることによって建物の取り壊しを行なえるようになった会社も存在します。解体業者が、スクラップのリサイクルを行なっている場合や、回収業者と繋がりが深い場合は、解体費用が安く抑えられることもあります。

それでも、最終的に買い取っていくのは製品に打ち直しができる大企業およびその関係会社になるため、価格の上下はつきまとってくるのです。

そうして集められたスクラップは、圧縮・切断・破砕など様々な工程を経て精錬されてから、再び製品としてリサイクルされていきます。

当然ですが「スクラップ」と言われるモノにもランクがあります。同じ鉄やアルミといっても、まったく使用されてない新品と、10年以上使われた老朽品とでは価格も取り扱いも違ってくるのです。

鉄のスクラップを例にとると、製造業の生産段階で発生するのが「加工スクラップ」(工場発生スクラップとも呼ばれている)で、鋼構造物が老朽化、つまり使い古されたのが「老廃スクラップ」です。前者は加工されずに、そのまま製鋼メーカーへ直行しますが、後者は加工され「ヘビースクラップ」として流通されます。

錆びたり劣化したりしたモノを、再び使えるようにするにはひと手間もふた手間もかかりますし、使用用途も限られてきます。買取価格に差がつくのはやむをえないということです。

タグ:スクラップ
nice!(0) 
共通テーマ:地域

はじめに

わりとどこにでもあり、その辺を走っている回収業者。
鉄や鉄鋼などの鉄類。金やアルミや砲金、ステンレスなどの非鉄金属は、世界相場に大きく左右されます。鉄などはオリンピックや、建築ラッシュがおこると、一気に価格が上昇します。マンホールの蓋や電線が盗まれたりするほど話題が沸騰しますが。そのへんのブームが終われば波が引くように価格が下落します。

金相場はもっと苛烈で、国の経済や大統領や言動だけで、カンタンに上下します。

大げさな話になりましたが「スクラップ回収販売」とは、まさに世界経済に寄与し、翻弄される業種なのです。

このブログは、非鉄金属について、個人的に調べたことを書いていきます。コンテンツに触れていただくことで、少しでも非鉄金属についての興味や理解が深まったのなら幸いです。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

-|2017年03月 |2017年04月 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。